目頭切開で起こりうる失敗例4選!事前の対処方法も解説

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開は、より大きく魅力的な目を手に入れるための美容手術の一つです。小さな切開のみで済む20分ほどの手術ということで”プチ整形”としても人気ですが、目頭切開も多くの美容外科手術と同じく失敗のリスクはゼロではありません。

そこで今回は、目頭切開で起こりうる失敗について詳しくご紹介していきます。理想とする目元を手に入れるためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。この記事で失敗例と失敗を未然に防ぐための対策について知っていきましょう。目頭切開手術を検討されている方、目頭切開に興味があるという方はぜひ参考にしてみてください。

この症例は目頭切開と同時にタレ目形成と目尻切開と埋没法を行い全方位に目を拡大した症例です。目元を美しくするには目頭切開だけとか目尻切開だけとか1つの術式だけをするのではなく、様々な術式を組み合わせて行うことで理想的な目元に近づける事ができます。当院は傷跡にも配慮して行っているため、術後2ヶ月でもこのようにほとんど傷跡が分からず自然な仕上がりになっています。

目頭切開の失敗例

手軽に受けられる整形手術として人気がある目頭切開ですが、多くの美容整形と同じく失敗のリスクももちろんあります。目頭切開で起こりうる失敗は以下の通りです。

  • 目の距離が近くなりすぎる
  • 効果が感じられない
  • 傷跡が残る
  • 左右差が生じる

それぞれの失敗について詳しくみていきましょう。

目の距離が近くなりすぎる

目頭切開手術は、目の距離を近づけて目元を大きく見せることを目的としています。これは、特に蒙古ひだを有する人々にとって、より開放的で魅力的な目元を実現するための有効な手段となり得ます。しかし、この手術の過程で目の距離を近づける際には細心の注意が必要です。目の距離を近づけすぎてしまうと、その結果として不自然な見た目になるリスクがあります。人の顔は、左右の目の間隔、鼻の幅、そして顎のラインなど、多くの要素が相互に関連しながらバランスを形成しています。目の距離が自然な範囲を超えて近づいてしまうと、この微妙なバランスが崩れ、顔全体の印象が大きく変わることがあります。

元々目の距離が近い方は目尻を切開し、目を大きくしたり、形を整える目尻切開が適していることもあります。バランスをよくみて自分にあった手術方法を選択するようにしましょう。

効果が感じられない

目の印象を変えるために受ける目頭切開手術ですが、中には手術後も目立った変化を感じられないという人もいます。効果が感じられない主な原因としては、手術で取り除かれる蒙古ひだの量が十分でなかったり、切開の長さが短すぎたりすることが挙げられます。また、元々蒙古ひだが目立たない人の場合、目頭切開をしても大きな変化を実感しにくいこともあります。

効果の程度には個人差があるため、手術を受ける前には、医師とのカウンセリングで自分の顔の特徴や手術によって期待できるリアルな結果について十分に話し合うことが重要です。

傷跡が残る

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

手術後、初期の段階では必ず傷跡が残りますが、一般的には2週間から1か月程度で自然に薄れていくことが多いとされています。しかし、中には半年以上経過しても目立つ傷跡が残るケースがあります。

傷跡が長期間残る原因は複数あり、その一つとして医師の技術不足が挙げられます。手術を行う医師の経験や専門性は、手術結果に大きく影響します。技術的な習熟度が低い場合や、手術方法が適していない場合、傷跡が目立つようになる可能性があります。

また、手術手法自体による違いも存在します。一部の手術方法は、他の方法に比べて傷跡が残りやすい可能性があります。傷跡が残らないようにするためには手術方法の特徴をしっかり理解し、自分にあった方法を選ぶことが大切です。

この症例は当院で行った目頭切開と埋没法を同時に行った1ヶ月後と3か月後の症例です。切開した個所をかなり細かく縫合しているため、この症例のように時間が経つと傷跡はほとんどわからなくなります。

左右差が生じる

人間の顔の美しさは、しばしば左右の対称性によって評価されます。目頭切開手術は目元の印象を大きく変えることができる一方で、手術の結果、左右のバランスが崩れることがあります。多くのクリニックでは、目頭切開の際に少しの左右差が出る可能性をリスクの一つとして認識しています。特に、元々目のサイズや位置、蒙古ひだに左右差がある人の場合、手術後の仕上がりにバランスの悪さが目立ってしまうことがあります。

元々人の顔は完全に左右対称ではありませんが、目頭切開を受けたことによって左右差が引き立ってしまうリスクがあります。

目頭切開で失敗してしまった場合の対処法

目頭切開で失敗してしまった場合の対処法を説明する看護師

もし目頭切開手術に失敗してしまった場合、状況によっては修正手術を通じて形を変更し、より満足のいく結果を得ることが可能です。手術の修正は単純なものではないと一般に言われています。修正手術を成功させるには、その分野で豊富な経験を持つ医師を選ぶことが重要です。全ての医師が修正手術の経験があるわけではないため、事前にしっかりリサーチを行い、たくさん症例を持つ医師を探すようにしましょう。

また、手術後に残る傷跡に関しては、レーザー治療を利用することで目立ちにくくすることが可能です。治癒過程が遅れて傷跡が長期間残ってしまった場合には、特に半年以上経過しても改善の兆しが見られない時には、レーザー治療が適応であるか専門医に相談してみましょう。

目頭切開で失敗しないための対策

上記でご紹介したような失敗の可能性がある目頭切開ですが、少しでも失敗のリスクを減らすためにはどうすれば良いのでしょうか。詳しい対策についてご紹介します。

目頭切開の実績が多い医師を選ぶ

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。
埋没法と目頭切開を同時に行った20代の症例
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開手術を成功させるための最も重要な対策の一つは、実績が豊富な医師を選ぶことです。美容手術は、医師の技術レベルや経験が手術結果に大きな影響を与えるため、事前に医師の経歴や実績をしっかりと調査することが重要です。

実績が多い医師は、さまざまな顔の形状や肌質に対応した手術を行ってきた経験があり、それぞれに最適な手術方法を提案できる能力を持っています。また、多くの手術を経験していることは、予期せぬ状況に遭遇した際の対処法を知っていることを意味します。

医師を選ぶ際には、特に以下の点をチェックしてみましょう。

  • 目頭切開手術の前後の写真や症例数
  • 医師が持つ資格や専門性、所属する学会
  • 口コミや評判

医師選びに時間をかけ、信頼できる医師に手術を依頼することで、望む結果を手に入れる可能性が高まります。

シミュレーションをしっかり行う

目頭切開手術において失敗を避け、望む結果を得るためには、事前のシミュレーションをしっかりと行うことが大切です。カウンセリングでは手術後の期待される結果についてのリアルなビジョンを共有し、具体的な手術計画を立てます。なりたいイメージと手術で期待できる効果ができるだけ近づくように、医師と相談を重ねていきましょう。

シミュレーションを通じて、医師と共通の理解と目標に基づいた手術計画を立てることは手術の成功にとって不可欠です。事前のシミュレーションをしっかり行うことで、不必要な誤解を避け、手術に関する不安を軽減できるため、満足のいく結果を得る基盤を築くことができます。

ダウンタイムを安静に過ごす

目頭切開のダウンタイムの表

目頭切開手術後のダウンタイムは、手術の成功と満足度に大きく寄与する非常に重要な時期です。

手術後の回復過程では、体を十分に休ませることが必須です。過度な身体活動は血圧を上昇させ、手術部位に不必要なストレスや炎症を引き起こす可能性があります。これは回復を遅らせるだけでなく、傷跡が残りやすくなるなど望ましくない結果につながる可能性があります。

切開部位は刺激を与えないように気をつけましょう。擦ったり、押したりなどはせずできるだけ触らないようにし清潔を保ってください。もし、腫れや赤み、痛みなどが長期間続くなど異変を感じた場合は、早めにクリニックに相談するようにしましょう。早めに相談することで、感染症などを引き起こしても早期に対応することができます。

円戸統括院長のインスタグラムの目元のバナー

そもそも目頭切開とは

考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

目頭切開は目の内側の角を細かく切開して形を整える美容整形手術です。手術自体は比較的短時間、約20分程度で完了し、切開する範囲も数ミリに限られるため、手軽に受けられる整形手術として多くの人々から支持されています。目頭切開によって期待できる主な効果には、より大きな目元の実現、より明るく開放的な表情の作成、そして顔全体のバランスの改善があります。特に、目元の印象が大きく変わることで、顔全体の印象もより魅力的に見えるようになります。

また、目頭切開は他の目元の美容手術、例えば埋没法や目尻切開と併用することで、さらに顕著な美容効果を得ることが可能です。これらの手術と組み合わせることで、目元の形状をより自然に、かつ効果的に美しくすることができ、個々の顔の特徴に合わせた最適な結果を期待できます。

目頭切開の手術方法の種類

目頭切開の切開方法の種類別の図解

目頭切開は、切開のやり方、縫合の仕方によっていくつかの手術方法があります。主な手術方法は以下の3つです。

  • Z形成
  • W形成
  • リドレープ法

それぞれの特徴について詳しくご紹介します。

Z形成

Z形成は「Z」の形に皮膚を切開し、その後、切り取った部分の皮膚を入れ替えて縫合する手術方法です。Z形成の利点は、微調整が容易であり、個々の好みや顔の特徴に合わせて自然な仕上がりを目指すことができる点にあります。そのため自分の目元の特徴を活かしつつ、より自然な美しさを追求したい方に適しています。

また、この手法は傷跡や赤みが目立ちにくく、ダウンタイムも短いというメリットがあります。

一方、デメリットとして挙げられるのは後戻りのリスクがあることや、大きな切り込みを入れた場合に傷跡が目立つ可能性があることです。また、自然な仕上がりを目指すため、大幅な変化を望む方や元々かなり目が離れている方には、期待する効果が得られない可能性があります。

W形成

W形成では「W」の字を模した形で皮膚を切開し、一部の皮膚を切除後、中央部分を差し込むようにして縫合します。この方法は、目元の形状をより自然に見せつつ、引き連れ感や後戻りのリスクを最小限に抑えることができる点が大きな特徴です。そのためW形成は目の印象を大きく変えたいと考えている方に特に適しています。

デメリットとして挙げられるのは、Z形成法と比較すると施術にかかる時間が長い点、手術後しばらく傷跡や赤みが目立ちやすくなる点です。Z形成法と比較すると、施術にかかる時間が長く、またダウンタイムも長期にわたる場合があり、手術したことが周りにバレたくないという方は事前にお仕事や学校を調整しておく必要があります。

リドレープ法

リドレープ法は、目頭切開手術の手法の中でも比較的新しい方法で、特に韓国で人気を博している術式です。この手法は、目の下のラインに沿って切開を行います。元々ある目のラインを自然に延長するような形で切り込みを入れるため、仕上がりが非常に自然なのが大きな魅力です。

デメリットは、平行型の二重を作り出すのが比較的難しく、また、手術後に目頭が丸くなってしまう可能性があることです。そのため、末広がりの二重を好む方には適していますが、平行型の二重を希望する

失敗したくないなら、目頭切開はeクリニックがお勧め

eクリニック金沢本院の外観

目頭切開をお考えなら、eクリニックがおすすめです。
それは、eクリニックには目頭切開を得意とする医師が多数在籍しており、多くのお客様からの支持を得ているからです。
目頭切開は、目元の美容整形の中では高難易度で、失敗例もよく耳にします。
そして、失敗するからには、医師の知識が不足していたり技術力が低かったりすることに原因があったと考えられるのです。

eクリニックでは目頭切開の症例を元に医師同士積極的に情報交換を行い、技術力を高めています。目頭切開の美容外科選びで迷っておられるようでしたら、eクリニックも視野に入れて、美容外科選びを行ってみてはいかがでしょうか。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶目頭切開

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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