ほうれい線の改善には貴族手術が効果的!種類や特徴を解説

目次

貴族手術などのほうれい線の美容整形による治療方法

ほうれい線を伸ばしている女性

上記のような要因で目立ちやすくなるほうれい線ですが、薄くするための治療はどのようなものがあるのでしょうか。
ほうれい線の改善に効果が期待できるのは、主に以下のような施術・手術です。

  • 貴族手術
  • ヒアルロン酸注射
  • 糸リフト
  • フェイスリフト

それぞれについて詳しくみていきましょう。

貴族手術

貴族手術は鼻翼基部の凹みにプロテーゼやヒアルロン酸、自家組織を挿入しボリュームを出す手術です。小鼻横の凹みを改善することで相対的にほうれい線が目立ちにくくなるという効果があります。
貴族手術という呼び方以外に、挿入物の種類ごとに「鼻翼基部プロテーゼ」や「鼻翼基部脂肪注入」という呼び方をすることもあります。

ヒアルロン酸注射

この治療法は、皮膚の下に直接ヒアルロン酸を注入することにより、ほうれい線の深さを減少させ、皮膚のハリを増加させることを目指しています。具体的には、ヒアルロン酸が水分を引き寄せる性質を利用して皮膚の体積を増加させ、ほうれい線の部分を引き上げます。
注射のみの施術で気軽に受けられるのが魅力ですが、ヒアルロン酸は体内に吸収されるため効果を持続させるためには定期的な注入が必要となります。

糸リフト

糸リフトを挿入することで、皮膚を斜め後ろ上部に引っ張ることで、ほうれい線の原因となっている皮膚を伸ばし、ほうれい線を目立たなくすることが可能です。糸リフトには大きく分けると溶けない糸と溶ける糸の2つに分ける事ができますが、感染症の少なさなどの理由から現在、日本では溶ける糸が主流になっています。溶ける糸の中でも特殊なメッシュ加工が施されているテスリフトが効果的です。

フェイスリフト

皮膚と下層の組織を引き上げて位置を調整することで、ほうれい線を薄くする治療方法です。まず耳の周りや髪の生え際に小さな切開を行い、皮膚と下層の筋肉や脂肪をゆっくりと引き上げます。そして、余分な皮膚を取り除き、残りの皮膚を自然な形に整えて縫合します。
また、最近は糸で引き上げてほうれい線やシワを目立たなくする糸リフトも人気です。溶ける糸を使うため効果は数ヶ月〜数年と限定的ですが、ごくわずかな切開で済むので体への負担が少ないのが魅力です。

貴族手術での「ほうれい線」の治療はこんな方におすすめ

貴族手術で鼻翼基部の陥没が無くなった症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

ここからは貴族手術でのほうれい線治療について掘り下げて解説していきます。

この症例写真は当院で行った貴族手術の術前と術後3ヶ月の症例写真です。
上記のようにたくさんの種類があるほうれい線治療ですが、貴族手術は以下のようなお悩みがある方に特におすすめです。

  • 小鼻横の陥没が原因でほうれい線が目立つ
  • 鼻や口元整形を考えている
  • 口の突出感が気になる
  • 上品な顔にしたい
  • 老け顔を解消したい

それぞれについて詳しくご紹介します。

小鼻横の陥没が原因でほうれい線が目立つ

貴族手術は小鼻横にある鼻翼基部の陥没を改善する美容整形手術です。
鼻翼基部の凹みが深いと、それが顔の中央部分を視覚的に引き下げ、ほうれい線を強調する効果があります。また、鼻翼基部の凹みが深いと、顔の中心線が下に引き寄せられ、ほうれい線がより目立つように見えることがあります。
したがって、鼻翼基部の凹みを改善することで、顔全体のバランスが改善され、ほうれい線が目立ちにくくなります。

鼻や口元整形を考えている

貴族手術は単独ではなくその他の美容整形と組み合わせることにより、さらに高い効果を発揮できる手術です。並行して行うことが多いのは鼻中隔延長や鼻尖形成、小鼻縮小などです。これらを一緒に行うことで鼻や口元のバランスを整えることができ、より理想の比率の顔を作ることができます。

口の突出感が気になる

視覚的な錯覚の一種で、鼻翼基部の凹みが深いと、それが顔の中央部分を視覚的に引き下げ、その結果、口元が相対的に前に突出して見えるのです。また、鼻翼基部の凹みが深いと、顔の全体的なボリューム感が失われ、口元がより目立つように感じられることもあります。
そのため鼻翼基部の凹みを改善することで、顔全体のバランスが改善され、口元の突出感が軽減されます。

上品な顔にしたい

貴族手術は元々、貴族のような穏やかで上品な口元になれることから名付けられた呼び方です。この名前の通り、上品な顔つきに近づけるのが大きな魅力です。
ほうれい線を薄くし若々しい印象にし、先ほどご紹介したような口の突出感を改善することで美しく整った口元に近づけます。

老け顔を解消したい

鼻翼基部の凹みは、顔全体のバランスと見た目に大きな影響を与えます。この領域が凹んでいると、顔の中央部分が視覚的に引き下げられ、その結果、全体的に顔がたるんで見えたり、年齢以上に老けて見えたりすることがあります。鼻翼基部の凹みを改善することで、先ほどご紹介した通り、ほうれい線や口元の突出感といった他の老化のサインも和らげることができます。これら全てが組み合わさることで、顔全体がより若々しく、フレッシュな印象になるのです。

貴族手術の種類

貴族手術の1週間後の症例写真
考えられるリスク・副作用
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています。

貴族手術は挿入物によって手術方法が異なります。貴族手術で使われる主な挿入物は以下の通りです。

  • プロテーゼ
  • 人工真皮
  • ヒアルロン酸
  • 自家組織

それぞれの特徴についてご紹介します。

この症例写真は当院で行った術前と術後1週間後の症例写真になります。

プロテーゼ

医療用のプロテーゼを挿入し鼻翼基部にボリュームをプラスする方法です。プロテーゼは一度入れると半永久的に効果が持続します。異物であるというデメリットはあるものの、元に戻したい場合はプロテーゼを除去することで元の状態に戻すことができます。
凹みの程度が強い方やしっかりと変化が欲しい方に特におすすめな方法です。

人工真皮

人工真皮の製品

人工真皮は1ヶ月ほどで自家組織に置き換わる特殊な医療用素材です。ナチュラルな仕上がりが魅力で、最初は異物であるものの最終的には自分の体の一部になるのでズレる心配がありません。
凹みの程度が小さい方や自然な変化を求める方に特におすすめな方法です。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸の製剤

ヒアルロン酸の注入は注射のみで完了する施術です。しっかりと効果を出したい時は硬めのヒアルロン酸、ナチュラルな変化が欲しい方は柔らかいヒアルロン酸を注入します。
簡単で手軽なのが魅力ですが、ごく稀に血管塞栓を引き起こす可能性があるのがデメリットです。

自家組織

自身の脂肪や軟骨を鼻翼基部に移植する方法です。脂肪は柔らかく触り心地も自然に仕上がる方法です。軟骨はしっかりとボリュームを出せますが、別の部位を切開しなければならないのがデメリットとなります。
自家組織は拒否反応やアレルギーを起こしにくく、定着しやすいのが大きな特徴です。

ほうれい線は年齢とともに深くなり、顔に老けた印象を与えることがあります。セルフケアが難しいということもあり、どのように改善すべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回はそんなほうれい線を目立ちにくくする美容施術・手術をご紹介します。それぞれの特徴や魅力を解説し、後半では最近注目度を高めている貴族手術によるほうれい線の改善についてお伝えします。
ほうれい線にお悩みの方、ほうれい線の治療方法について詳しく知りたい方は是非参考にしてみてください。

そもそも「ほうれい線」の原因は?

ほうれい線がある女性

ほうれい線は鼻の両端から口角にかけて伸びる八の字の線です。笑ったときに目立ち、年齢を重ねるとともに表情を動かしていなくてもはっきりと見えやすくなります。ほうれい線は誰にでもあるものですが、あまりはっきりと目立つと老け顔の原因になることもあります。
そんなほうれい線が目立つ原因は主に以下の通りです。

  • たるみ
  • ハリ不足
  • 筋肉の衰え
  • 骨格
  • 乾燥

まずは、それぞれについて詳しくご紹介していきます。

たるみ

皮膚は、その下にある筋肉や脂肪を覆い、それらをサポートする役割を果たしています。しかし、加齢とともに皮膚の下にあるこれらの構造体の体積が減少したり、重力の影響で下に引っ張られると、皮膚はたるんでしまいます。特に、顔の筋肉や脂肪が減少すると、ほうれい線の部分が目立つようになります。

ハリ不足

皮膚のハリを保つためには、コラーゲンとエラスチンという2つの主要なタンパク質が重要です。コラーゲンは皮膚の強度を、エラスチンは伸縮性をそれぞれ提供します。しかし、これらのタンパク質は年齢とともに減少します。その結果、皮膚はその弾力を失い、押されたり引っ張られたりしたときに元の形状に戻る能力が低下します。これにより、表情を作るたびに皮膚に折り目ができ、その一部がほうれい線として残る可能性があります。

筋肉の衰え

顔には40以上の筋肉が存在し、これらは皮膚を支えて顔の表情を作る役割を果たしています。例えば笑ったり、しかめ面をしたりするとき、それぞれの表情に応じて特定の筋肉が働き、皮膚を動かします。これにより私たちは様々な表情を作ることができます。
しかし、年齢とともに筋肉は自然に衰え、その力が弱まります。特に、口周辺の筋肉が衰えると、皮膚の支持力が低下し、ほうれい線が目立つようになります。筋肉が正常に働かなくなると、皮膚は引き締まった状態を保てず、ほうれい線の部分がたるみ、深くなってしまいます。

骨格

顔の骨格は、頬骨や顎骨、額など、顔の形状を決定する基礎的な枠組みを提供します。骨格の形状や位置によって、皮膚や筋肉、脂肪がどのように配置され、どのように動くかが大きく影響されます。また、年齢とともに骨の体積が減少すると、皮膚の張りが失われ、たるみやほうれい線が目立つようになります。
特に、口元の骨が後退したり、頬骨が突出していると、その部分の皮膚には十分な支持が提供されず、ほうれい線が目立つ可能性が高まります。
乾燥
皮膚は、その表面に天然の油分と水分を保持することで、柔軟性を保ち、外部からのストレスに対抗します。しかし、皮膚が乾燥すると、この保護バリアが弱まり、皮膚細胞間の結びつきがゆるんでしまいます。これにより、皮膚はその弾力性を失い、表情の動きによる折り目ができやすくなります。特に、乾燥によって皮膚が固くなり引き締まらなくなると、ほうれい線の部分が目立ち、深くなる可能性があります。

貴族手術ならeクリニックへ

eクリニック金沢院の内装

貴族手術で迷ったらeクリニックにお越しください。貴族手術の先進国である韓国にも院長自ら足を運び手術の手技の情報交換を行っています。
貴族手術は単独で行うより、他の人中短縮や鼻の整形と組み合わせることで、より美しくすることが可能です。
貴族手術をお考えなら、全国展開しているeクリニックへぜひお越しください。

このコラムに関連する手術&料金

▶▶貴族手術(鼻翼基部プロテーゼ)


このページの監修医師

円戸望

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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