顔の中心にある鼻はその人の印象を決定づけることがあります。
鼻の形が不格好であると顔の印象がダウンしてしまう恐れがあり、その一方鼻の高さや形が整っているとそれだけで顔全体がシャープな印象になる可能性があります。
目と同じように顔の印象を左右する鼻ですが、美容整形によって高くしたりよりスマートな形にしたりすることが可能です。
そして女性だけでなく男性の中にも鼻の整形を受ける方がいます。
そこで今回はメンズの鼻整形について、お悩みになり得る鼻の形や手術の種類などについて掘り下げて参ります。
メンズの鼻整形は一般的になっている?
鼻の整形は美容整形の中ではメジャーですが、鼻整形を検討したり受けたりするのは女性だけではありません。
男性の方でも鼻にお悩みを抱いて美容整形を希望する方は少なくないのです。
また男性の場合、外見を良くしたいという願望だけではなく顔をシャープな雰囲気にすることで商談の成功などビジネス面のメリットを望んで鼻整形を考える方もいます。
メンズの鼻整形は女性の場合と違う?
男性は皮膚の厚みや硬さが女性と異なる傾向にあるため、医師が皮膚の特性を把握した上で手術を行います。
また男性と女性ではどのような鼻が美しく見えるかという点にも違いがあります。
そのため医師がお客様のニーズを把握しつつ、より美しい鼻になるように手術を行います。
参考:女性の鼻の症例写真
【考えられるリスク・副作用】
だるさ・熱感・頭痛・痒み・浮腫・発熱などを生じることがあります。
治療部位に熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
代表的な鼻のお悩みの例
鼻の形は人によって異なるので、今の鼻がなぜお悩みになるのかも人それぞれです。
それでは多くの方にとってお悩みになり得る鼻の形について詳しく解説します。
ワシ鼻
横から見た時に鼻がワシのくちばしのようにカーブを描いているように見える鼻です。
ブタ鼻
鼻が上を向いていて鼻の穴が正面から見える状態になっています。
小鼻や鼻柱が未発達であるとブタ鼻になりやすい傾向にあります。
団子鼻
鼻が低いことに加え鼻の先が丸みを帯びており、小鼻が横に広がっています。
長い鼻
鼻の付け根から鼻先までが長い鼻です。
鼻が長いと、鼻そのものの形が整っていても顔全体がアンバランスに見える場合があります。
矢印鼻
鼻柱が鼻の穴より下に位置しており、正面から見ると下向きの矢印に見える鼻です。
過去の鼻整形の失敗
過去に鼻整形を受けて、思いどおりの仕上がりにならなかったなどのアクシデントが起きたことがきっかけで再び鼻整形を受けることを検討する人もいます。当院では鼻の修正手術も積極的に行っています。
切らない鼻整形はある?
メスを入れない鼻整形もあります。
皮膚を切開しないタイプの鼻整形には、ヒアルロン酸を注入したり医療用の糸を埋め込んだりして鼻の高さや形に変化をおよぼす施術があります。
しかしそれらの施術の効果は永久的に持続することが見込めず、数ヶ月から1年程度で鼻の高さや形が元に戻ってしまうことが多いです。
また鼻の穴の中から行う、クローズ法も外側に傷跡が見えないため、切らない鼻整形と呼ばれています。
鼻の整形にはどんな手術がある?
永久的な効果を望むには切開手術を受けることが推奨できます。
鼻整形の切開手術には複数の種類がありお客様の希望や鼻の状態に合った手術が医師から提案されます。
小鼻縮小手術
笑った時などに小鼻が横に広がるのが気になる方に推奨される鼻整形です。
小鼻を切開し、組織の一部分を切除するなどして小鼻の幅を小さくしたり、丸みを減らしたりする手術です。
手術のやり方にはいくつか種類がありますが、中には術後の傷跡が目立ちにくい仕上がりになるやり方もあるので傷跡のことが心配であれば医師に相談してみましょう。
▶▶小鼻縮小手術
プロテーゼ
鼻の付け根から鼻先にかけて全体的に鼻の形を整えるための手術なので、大幅な印象の変化を望む方におすすめできます。
プロテーゼ手術では人体にやさしい医療用のシリコンでできたプロテーゼを鼻筋の部分に挿入し、鼻の形をシャープにします。
e-clinicのプロテーゼ手術では鼻骨と皮膚の間にある骨膜という組織の下に潜り込ませるようにプロテーゼを入れるので、術後プロテーゼを入れていることがわかりにくい仕上がりとなります。
ちなみにプロテーゼを挿入する美容整形には「貴族手術」「法令線(鼻翼)基部プロテーゼ」という手術もあります。
こちらは鼻の形を変えるというよりは鼻のすぐ脇にできる法令線を目立ちにくくするための手術で、小鼻の付け根にプロテーゼが入れられます。
またプロテーゼ手術に関してはヒアルロン酸注入との効果の違いを気にする方がいます。
実際皮膚を切開せずヒアルロン酸を鼻に注入することで鼻の印象を変えることは可能です。
一方でヒアルロン酸は徐々に体に吸収されていくため、やがて施術効果は薄れてしまいます。
そのため永久的な効果を得たいのであればプロテーゼを挿入するのが推奨できます。
加えてヒアルロン酸注入は部分的に鼻を高くしたいという方に向いている施術であり、鼻を全体的に高くしたいという場合はプロテーゼを入れた方が理想どおりの仕上がりになる可能性が高いです。
▶▶プロテーゼ
鼻尖形成手術
鼻の先を細くしたいという方に実施される鼻整形で、耳や胸部から採取した軟骨を小鼻の軟骨の隙間に移植する処置が行われます。
▶▶鼻尖形成
鼻中隔延長手術
鼻中隔延長とは鼻の土台となる鼻中隔軟骨に軟骨を移植して、軟骨を鼻先に乗せても沈まないような鼻にする手術です。
また高さを出すだけでなく、鼻先の向きを下向きや上向きに変える事も可能です。
鼻の土台を作る事により長期的に見ても鼻先が沈まない様にする事ができます。
アジア人は鼻中隔軟骨が発達していなく、軟骨移植だけでは満足な結果が得られない事が多く、鼻中隔延長を必要とする事が多いです。
鼻先を軽く押してみて鼻先がペチャっと沈むような鼻は鼻中隔延長が必要になります。
▶▶鼻中隔延長手術
鼻柱拳上術
鼻柱が下がっていることで鼻の穴が目立ったりしてしまう方などで
下に伸びすぎた部分を挙げることで整ったラインを作ります。
▶▶鼻柱拳上術
鼻孔縁下降術
正面や横から見た時に、鼻の穴がはっきりと切れ込んでいるように見えて
しまっている鼻の穴を見えにくくするために行う方法です。
▶▶鼻孔縁下降術
鼻孔縁拳上術
小鼻の皮膚の厚みを切除し縫合を行うことで、肉厚な皮膚を薄くすることで
小鼻をスッキリと見せるために効果的な方法となります。
▶▶鼻孔縁拳上術
鼻翼拳上術
デザインをした後に切開していきます。
切開した場所を縫合していきます。
鼻柱と小鼻が同じラインになくアンバランスな印象の顔から小鼻を切開し、
上に持ち上げることでバランスの取れた鼻の形作りに仕上げていきます。
▶▶鼻翼拳上術
鷲鼻修正ハンプ切除術
鼻骨の出っ張りが原因で鼻がわしのようなゴツゴツとした印象を
無くしスッキリとした鼻筋に仕上げていきます。
法令線(鼻翼)基部プロテーゼ/貴族手術
法令線が気になる方や鼻周辺が凹んで見える方や口元が出て見える方などに適しています。口の内側からプロテーゼを入れることで、鼻翼が前に出て上品な仕上がりを作ります。
鼻整形の手術の流れ
通常のクリニックではカウンセリングを実施した上で手術が行われます。
e-clinicにおいても手術の前に十分なカウンセリングを行い医師がお客様のお悩みや希望の仕上がりを把握します。
また手術では最初に局所麻酔が行われますので、手術中に痛みを感じる心配は基本的にございません。
そして手術後も抜糸や経過チェックのために複数回の通院が必要となります。
もし手術の後に「腫れが治まらない」「鼻の形が気になる」など不安な点がある場合は迷わず医師に相談しましょう。
鼻整形の副作用は?
手術では皮膚を切開したり糸と針を通したりするので鼻やその周辺の皮膚にある程度の負担がかかります。
そのため美容整形を受けた後はダウンタイムがあり、患部の腫れや内出血、かゆみが生じる傾向にあります。
加えて術後は人によって体の不調も起こることがあり、発熱や倦怠感、頭痛などが現れる場合があるのです。
またまれに感染症を引き起こすケースもあります。
感染症にかかると患部の異常な腫れや化膿、発熱などの症状が生じ、場合によっては患部を再び切開して膿を出す必要があります。
なお衛生管理がしっかりしたクリニックで手術を受け尚且つ術後患部を触るなどしなければ感染症についてはあまり心配する必要はありません。
ちなみにプロテーゼを挿入する手術を受けた場合は年月が経過するとプロテーゼが何らかの理由で劣化したり曲がったりズレたりすることがあります。
そのため術後不安に思う点があったら医師に相談することをおすすめします。
そしてプロテーゼを挿入した後は、人体の防御反応でプロテーゼがコラーゲンの膜で覆われ、その膜が石灰化する場合があるのです。
石灰化そのものが体に害をおよぼすリスクはほとんどないのですが、プロテーゼが石灰化したことによって施術部分がデコボコになったり皮膚が引っ張られて薄くなったりする可能性があります。
ただ、副作用はあまり怖がらなくても大丈夫だと思います。当院では副作用を把握しており、できるだけ副作用が起きないように丁寧に手術をしています。
不自然な鼻にならない?
鼻整形をする時、人から見て整形したことがわかるような不自然な仕上がりにならないか心配する方もいます。
しかし手術前に実施されるカウンセリングで医師と理想の鼻のイメージを共有できていれば不自然な仕上がりになるリスクはあまりありません。
またe-clinicで実施されている小鼻縮小手術や鼻尖形成手術といった各手術には、何種類かやり方があります。
お客様の希望や鼻の状態に合わせた手術が可能ですので、鼻が大幅に高くなったり鼻の形が極端に変わったりすることに抵抗がある場合はそうした希望に応じた手術が行えます。
入院は必要?
クリニックによっては手術の後1泊程度の入院が推奨されることもありますが、基本的に日帰りで受けることが可能です。
しかし手術の後は何度か通院する必要があるため、術後しばらくは通院するための時間を確保する必要があります。鼻整形の中には抜糸が必要な手術もあります。
仕事の復帰についても医師と十分に相談した上で決めることを推奨します。
デスクワークであれば術後3日程度で復帰する方もいますが、体を激しく動かす仕事をしているのであれば何週間か仕事をお休みするのが望ましいです。
鼻を整形する時の注意
鼻整形がうまくいったかそうでないかはその後の顔の印象に大きく関わります。
そのためご自分の受ける手術のメリットやデメリットについて十分に把握し、また疑問や不安を取り去った上で手術に臨むことが推奨できます。
カウンセリングでじっくり医師と話し合う
カウンセリングでは手術の具体的なやり方についても触れられることが多いですが、医師の説明をただ一方的に聞くだけになってしまうのは好ましくありません。
理想的な鼻を手に入れるには、ご自分がどのような仕上がりを希望するかをできる限り具体的に医師に伝えることが大切です。
もし言葉で説明することが難しければ、雑誌やインターネットで理想の鼻の形をしている人物の写真を探して持って行くことも推奨できます。
また手術についてよくわからない点や不安に思っている点があったら迷わず医師に伝え、納得した上で手術を受けましょう。
美容整形で得られるメリットを把握する
手術が終わってしまってから「期待していた効果が得られなかった」と後悔しないで済むように、手術によって実現できることをあらかじめ把握しておきましょう。
自分の鼻にどのような方法の手術が合っているかがわかったら、その手術でどのような効果が見込めてどのような効果が見込めないのかをしっかり確認し、十分に納得した上で手術を受けることを推奨します。
術後は鼻を固定する
鼻尖形成手術をしたり鼻尖形成手術と並行して鼻中隔延長手術をしたりして軟骨を移植した場合は、術後3日目前後まで鼻をテープやギブス、綿球で固定されます。
そのため患部を人に見られたくないという場合はマスクを着用して外出することをおすすめします。
カウンセリング当日の手術は可能?
ご自宅がクリニックから遠いなどの理由でカウンセリング当日に手術を受けることを望む方がおられますが、e-clinicをはじめとした多くのクリニックではカウンセリングを受けたその日に手術を実施することは非常に困難です。
しかしお客様の希望どおりの仕上がりに至るためには色々なプロセスを経た上で手術を受けていただく必要があります。
なお「どうしてもこの日に手術を受けたい」というご希望があるのであれば、手術の希望日よりさらに前に余裕をもってカウンセリングを予約することをおすすめします。
メンズの鼻整形ならeクリニックへ
男性の方で鼻整形のクリニックで迷ったらeクリニックにお越しください。男性の鼻整形の先進国である韓国にも院長自ら足を運び手術の手技の情報交換を行っています。鼻整形は1年以上、形が維持されている事が大切です。また男性の鼻整形の場合、小鼻縮小術だけとか鼻中隔延長手術だけとかではなく、色々な術式を組み合わせて鼻を作る事が鼻の美容整形では重要です。当院では流行やお客様のご要望に合わせてできるだけ低価格で理想的な鼻を作る事に努めています。男性の方でも入りやすい雰囲気つくりをしていますので、ぜひ一度ご来院ください。
eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。
このコラムに関連する手術&料金
▶▶鼻の美容整形
このページの監修医師
医師
円戸 望
経歴
・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院
医師
山崎 俊
経歴
2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長
資格
日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医
所属学会
日本形成外科学会