ピンチノーズを改善する方法とは?原因についても解説!

鼻整形手術は美しく生まれ変わるための手段ですが、思い通りの結果にならずにむしろ鼻がコンプレックスになってしまうことも稀にあります。今回は鼻尖形成で起こりがちな「ピンチノーズ」について詳しくご紹介していきます。ピンチノーズとは、鼻の先端が細くなりすぎたり、左右に狭くなってしまう状態を指します。この症状は、見た目の問題だけでなく、鼻呼吸に支障をきたすこともあり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

この記事では、ピンチノーズの原因と、その改善方法について詳しくご紹介します。具体的な要因を理解することで、予防策を講じることが可能です。さらに、後半ではピンチノーズを未然に防ぐための対策も合わせてご紹介します。手術を考えている方、ピンチノーズに悩む方にとって有益な情報が満載ですので是非参考にしてみてください。

▶▶鼻の美容整形

ピンチノーズとは

ピンチノーズについて説明している看護師

ピンチノーズとは、鼻先が洗濯ばさみで摘まれたかのように部分的に細くなった状態を指します。英語の指先でつまむ、挟むという「pinch」から名付けられています。

ピンチノーズは鼻尖形成の代表的な失敗例として知られています。団子鼻を解消するために鼻を整えるはずが、鼻先や鼻筋がシャープになりすぎてしまう失敗です。ピンチノーズの具体的な原因については下記にて詳しく解説します。

ピンチノーズになると、鼻先が鼻筋と比べて細すぎたり、鼻先が尖って見えたりすることが多いです。また、小鼻の境界線がはっきりしすぎたり、全体的に洗濯ばさみで挟まれているような形状になることもあります。これらの外見の変化は、顔全体のバランスを崩し、不自然な印象を与えるだけでなく、自己イメージにも大きな影響を与えます。さらに、見た目の問題にとどまらず、鼻呼吸に支障をきたすこともあるため、ピンチノーズの治療と予防は非常に重要です。

鼻尖形成ってどんな手術?

小鼻縮小と鼻尖形成を同時に行った症例 (5)
【リスク・副作用】腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻尖形成手術は、一般的に「団子鼻」と呼ばれる状態を解消するための美容整形手術です。アジア人の多くは、鼻尖(鼻先)が丸く、鼻筋が目立たない方が多いです。鼻尖形成手術は、軟骨の位置を調整したり、余分な軟部組織を除去したりすることで、こういった特徴を改善し、鼻先の形や高さを整えていきます。

鼻尖形成手術で鼻先の形状を変えることで、顔全体のバランスが整え、より洗練された印象にすることを目指します。

▶▶鼻尖形成

ピンチノーズの原因

ピンチノーズになってしまう具体的な原因は以下の通りです。

  • 軟部組織を取りすぎた
  • ギプスで圧迫しすぎた
  • 鼻翼軟骨をきつく固定した
  • 鼻尖形成術を何度も受けている

それぞれの原因について詳しくご紹介します。

軟部組織を取りすぎた

軟部組織とは、皮下脂肪などの組織の総称です。鼻尖部の皮膚が特に厚い場合、理想の形を作るために軟部組織や軟骨の除去を行うことがありますが、無理に取りすぎると、鼻先が異常に細くなったり、盛り上がった瘢痕ができたりして、結果的にピンチノーズとなるリスクが高まります。

鼻尖形成手術は、鼻の形や皮膚の柔軟性によって対応できる範囲が異なるため、慎重なアプローチが求められます。特に、厚い皮膚を持つ患者に対しては、軟部組織の除去を適切に行わなければならず、過剰な除去は避けるべきです。

ギプスで圧迫しすぎた

鼻尖形成手術の後、腫れや移植軟骨のずれを抑えるために、ギプスやテープで患部を固定します。外側から圧迫することで綺麗な形をキープするのですが、過度に圧迫してしまうとピンチノーズや皮膚の壊死を引き起こすことがあります。

ギプスやテープは正しい着け方を身に付け、圧力がかかりすぎないように注意しなければなりません。特にギプスをつけている期間は定期的に通院し、鼻の形が変形していないか医師にしっかり診てもらうようにしましょう。

鼻翼軟骨をきつく固定した

鼻翼軟骨をきつく結び過ぎた結果、ピンチノーズになる場合もあります。鼻翼軟骨は、鼻先にかけて存在しているやや柔らかい組織です。この鼻翼軟骨を中央に引き寄せて糸で縛り付けることで、鼻を美しく見せる施術が行われます。横に広がった鼻翼軟骨を固定することで、すっきりとした鼻になる一方で、きつく固定し過ぎるとピンチノーズの原因になってしまうのです。

鼻尖形成手術は鼻の形を細くシャープにするために行われますが、過度に固定すると鼻先が過剰に細くなり、自然なバランスを失う可能性があります。したがって、鼻翼軟骨を引き寄せる際には、元の鼻の形や軟骨の柔軟性に合わせた慎重なアプローチが求められます。

鼻尖形成術を何度も受けている

鼻尖形成と軟骨移植と肋軟骨の鼻中隔延長と鼻翼挙上と鼻孔縁挙上と小鼻縮小とプロテーゼを同時に行った症例を横から見た写真
【リスク・副作用】腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻に限らず、同じ部分を何度も手術すると傷が消えずに残り続け、その影響で組織の陥没や隆起が生じ、不自然に変形してしまう可能性があります。

特に鼻尖形成手術では、軟部組織の除去や鼻翼軟骨の処理が行われるため、傷跡が陥没しやすくなります。その結果、鼻先が変形し、ピンチノーズになることがあります。これを防ぐためには、複数回にわたって鼻の美容整形を受けている場合、必ず事前に担当医師へ伝え、詳細に相談することが重要です。

▶▶鼻尖形成

ピンチノーズを改善する方法

もしピンチノーズになってしまった場合の対処法は以下の3つです。

  • ギプスを調節する
  • プロテーゼ挿入
  • ヒアルロン酸・脂肪注入

それぞれの方法について詳しくみていきましょう。

ギプスを調節する

鼻尖形成手術後すぐにピンチノーズが気になる場合、ギプスの調整によって改善することが可能です。手術後の患部を固定する際の圧力を変えることで、ピンチノーズの進行を防ぐことができます。ただし、ギプスの調整は一人ひとりの状態によって異なるため、勝手に調整をするのはNGです。医師と相談しながら適切な圧力で固定できるように調整を進めていきましょう。

プロテーゼ挿入

プロテーゼと他の鼻の手術をした症例写真
【リスク・副作用】腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

ピンチノーズを改善するための方法の一つに、人工軟骨であるプロテーゼを挿入するという方法があります。プロテーゼを眉間から鼻先、または鼻先だけなど、必要な部分に挿入することで、ピンチノーズを解消し、美しい形に整えることができます。特に、手術後に鼻先が不自然に盛り上がってしまった場合、プロテーゼの挿入によって高さを自然に揃えることが有効です。

プロテーゼはヒアルロン酸などの吸収性物質と異なり、体内に吸収されることがないため、効果が半永久的に持続します。一度の手術で長期間にわたり理想的な鼻の形を保つことができるのが魅力です。

▶▶鼻のプロテーゼ

ヒアルロン酸・脂肪注入

陥没した部分にヒアルロン酸や脂肪を注入する方法でも、ピンチノーズの解消を図ることができます。

ヒアルロン酸と脂肪は、どちらも一般的に使用される注入物です。ヒアルロン酸は手軽で効果を実感しやすく、即効性があるため、多くの人に利用されています。しかし、その持続期間は比較的短く、数か月から1年程度で再注入が必要になります。一方、脂肪注入は、自分の体から採取した脂肪を使用するため、安全性が高く、アレルギーのリスクも低いです。さらに、持続期間も長く、適切な定着が得られれば、半永久的な効果が期待できます。ただし、脂肪注入は鼻の高さを出すことには向いておらず、あくまで形の修正や自然な丸みを持たせることが主な目的となります。

ピンチノーズにならないための対策

ピンチノーズを防ぐためにできる手術前・後の対策は以下の通りです。

  • 技術力が高く実績豊富な医師を選ぶ
  • 納得するまでカウンセリングを受ける
  • ダウンタイムを安静に過ごす

それぞれの対策についてみていきましょう。

技術力が高く実績豊富な医師を選ぶ

美容整形の手術をしている名医

ピンチノーズを未然に防ぐためには、技術力が高く実績豊富な医師を選ぶことが最も重要です。鼻尖形成手術は非常に繊細な手術であり、医師の技術や経験が結果に大きく影響します。医師選びを慎重に行うことで、ピンチノーズのリスクを大幅に減らすことができます。

まず、医師の資格や経歴を確認しましょう。専門的な資格を持ち、美容外科の分野で長年の経験がある医師は、複雑な手術にも対応できるスキルを持っています。実績豊富な医師は、過去に多くの症例を手がけており、様々なケースに対応するノウハウを持っているため、安心して手術を任せることができます。

また、実際の症例写真や口コミを参考にすることも有効です。術前・術後の写真を見ることで、医師の技術力や美的センスを確認することができます。実際に手術を受けた方の口コミや評価をチェックすることで、医師の信頼性や対応の良さを判断することができます。

納得するまでカウンセリングを受ける

カウンセリングは、医師と直接コミュニケーションを取り、互いの理解を深める機会であり、手術の成功に直結する重要なステップです。

まず、カウンセリングの場では、自分の希望やピンチノーズの不安を率直に伝えることが大切です。理想とする鼻の形や手術に対する懸念点、過去の手術歴などを詳しく話すことで、医師は最適な施術方法を提案できます。自分の希望を明確に伝えることで、手術後の仕上がりが想像と一致しやすくなります。

次に、医師から手術の詳細についてしっかりと説明を受けます。手術の方法、予想されるリスク、回復期間などについて詳しく聞き、疑問が残らないようにしましょう。信頼できる医師は、リスクや注意点についても誠実に説明し、十分に理解し納得した上で手術を受けることを重視します。

カウンセリングは複数のクリニックで受けるのもおすすめです。異なる医師からの意見やアドバイスを比較することで、自分に最も適した治療法や信頼できる医師を見つける手助けになります。納得のいく説明を受けるまで複数回のカウンセリングを受けることで、安心して手術に臨むことができます。

ダウンタイムを安静に過ごす

ダウンタイムとは、手術後の回復期間のことを指し、この期間にどれだけ適切にケアを行うかが、最終的な手術の成功に大きく影響します。

手術直後は特に注意が必要です。鼻尖形成手術の後は、腫れや内出血が発生しやすく、また、鼻の組織が非常に繊細な状態になっています。鼻が変形しやすい期間でもあるので、過度な圧迫、衝撃は避け、できるだけ患部を触らないように注意しましょう。

また、定期的な通院と医師の指示に従うことも重要です。術後のチェックアップを怠らず、医師からのアドバイスや指示をしっかりと守ることで、回復がスムーズに進み、ピンチノーズのリスクを軽減することができます。何か気になる症状が現れた場合は、早めに医師に相談し、適切な対応を受けることが大切です。

eクリニック式「小鼻縮小+鼻尖形成」の症例写真

小鼻縮小と鼻尖形成を同時に行った症例をご紹介します。

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
鼻尖形成の症例写真
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鼻尖形成で鼻先が整った症例写真
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鼻尖形成のダウンタイム5日目
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保存軟骨を使用した鼻尖形成の症例 (3)
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鼻尖形成の症例写真.jpg
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なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています
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ピンチノーズ改善ならeクリニック

eクリニック金沢本院の外観

今回は、ピンチノーズについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
当院には、鼻尖形成や小鼻縮小、鼻中隔延長術をはじめとした、鼻整形を得意とする医師が在籍しております。他院の修正手術にも対応できる技術を持って、理想的なバランスの美鼻をご提案いたします。鼻の高さや鼻の横幅が気になっている方は、ぜひ一度eクリニックの無料カウンセリングを受けてみてください。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

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▶▶鼻の美容整形

このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

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