猫手術と貴族手術の違いは?おすすめの方もあわせてご紹介

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

「鼻の形があと少し変わればもっと雰囲気が変わるのに…」とお考えの方におすすめなのは、猫手術と貴族手術です。これらの手術は鼻自体ではなく、鼻を支えているパーツに手を加えることで、より理想の鼻を目指すことができる手術です。
こちらのコラムでは、猫手術と貴族手術の特徴や双方の違い、メリット、それぞれの手術がおすすめの方についてご紹介しています。

▶▶鼻唇角形成術(猫手術)

目次

猫手術と貴族手術の特徴や得られる効果をご紹介

猫手術と貴族手術は、ともに鼻を支える部分に手を加えることで、より理想の鼻を目指せる手術です。
しかし、これらの手術では、それぞれに手を加える場所に違いがあるため、得られる効果にも違いがあるのです。
それではまず、猫手術と貴族手術の特徴や得られる効果、把握しておきたい双方の違いからご紹介していきましょう。

猫手術とは

猫手術(鼻唇悪形成)で鼻唇角を80度から100度にした症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

猫手術とは、人中と鼻の付け根が交わる鼻柱基部という部分に、お客様ご自身から採取した軟骨やシリコンプロテーゼを挿入し、人中と鼻の角度(鼻唇角)を理想的に整える手術です。
鼻唇角の理想的な角度は、日本人の場合では90~95°だといわれており、鼻柱基部が陥没していることでこの角度が狭い場合では、上唇が前方に突き出て見え、広い場合では人中が長く見えることが多いです。
しかし、猫手術で鼻唇角を理想的な角度に整えれば、そのようなトラブルも改善できるのです。
なお、猫手術は鼻唇角形成術やCカール形成術とも呼ばれています。

▶▶鼻唇角形成術(猫手術)

猫手術で得られる効果

猫手術では鼻唇角を理想的な角度に整えることができ、以下の効果を得ることができます。

  • 鼻先が細く見え、団子鼻が目立ちにくくなる
  • ブタ鼻の改善効果
  • 横顔のシルエットを美しく整えられる
  • 小鼻縮小効果
  • 人中短縮効果
  • 人中のCカール形成効果

鼻柱基部が凹んでいると、横から見たときに鼻柱が小鼻に隠れてバランスが悪くなることがあります。
また、正面から見たときには小鼻が左右に垂れ下がっているように見えたり、鼻の穴が目立ったりすることもありますが、猫手術を受ければこれらの状態を改善できるのです。
なお、猫手術は単独で行われることが少ない手術で、他の手術や施術と組み合わせることで、より理想に近い鼻を目指せます。
猫手術との併用が可能な手術や施術については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

猫手術のメリット

鼻唇角の理想的な角度の図解
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

猫手術は、一度受けてしまえば再手術の必要がない、長期的な持続効果を期待できる手術です。
また、この手術では鼻の内側を切開して軟骨やシリコンプロテーゼを挿入しますので、表面に傷ができる心配がないというメリットもあります。
さらに、横顔のシルエットも整えることができ理想的なEライン形成を目指せるという点も、見逃せないメリットだといえるでしょう。

貴族手術とは

貴族手術の症例
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

貴族手術とは、小鼻の横にある鼻翼基部という部分にお客様から採取した軟骨またはシリコンプロテーゼを挿入し、鼻翼基部の陥没を改善する手術です。
貴族手術は、おもに小鼻の付け根部分の凹み改善やほうれい線改善を目的として行われるものであり、鼻翼基部形成術や鼻翼基部プロテーゼと呼ばれることもあります。
貴族手術もまた、単独で行われることが少なく、他の鼻整形との併用が多いという特徴があります。

▶▶貴族手術

貴族手術で得られる効果

貴族手術の1週間後の症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

貴族手術では鼻翼基部の凹みを軽減でき、それに伴い以下の効果を得ることができます。

  • ほうれい線の軽減効果
  • 口ゴボの改善効果
  • 立体感効果

口ゴボというのは口が前方に突出している状態をいい、この状態になることで理想的なEラインが形成されにくくなります。
しかし、貴族手術で鼻翼基部の凹みをなくしてしまえば、目立つ口ゴボの改善効果が生まれるのです。
また、鼻翼基部が凹むと、皮膚が引っ張られてほうれい線が目立ちやすくなりますが、貴族手術で鼻翼基部を埋めてしまえば、目立っていたほうれい線も目立たない状態に改善できます。
そしてもうひとつ、鼻翼基部に凹みがあると顔全体が平面的に見えることがありますが、貴族手術を受ければ顔に立体感が生まれ、平面的な印象の軽減にも役立ちます。

貴族手術のメリット

貴族手術で鼻翼基部の陥没が無くなった症例写真
考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

貴族手術のいちばんのメリットは、口の突出感を軽減できるという点です。
また、ほうれい線が目立たなくなることで顔全体に若々しさも生まれます。
さらに、猫手術と同様、一度手術を受ければ半永久的な持続効果を期待できるというメリットもあります。

理解しておきたい「猫手術と貴族手術の違い」

猫手術も貴族手術も、お客様から採取した軟骨もしくはシリコンプロテーゼを挿入するという共通点がありますが、これらの手術には異なった目的があり、軟骨やシリコンプロテーゼを挿入する場所も異なります。
それでは、猫手術と貴族手術の違いをまとめてみましょう。

猫手術は、鼻柱基部に軟骨もしくはシリコンプロテーゼの挿入で、鼻唇角を理想的な角度に整える手術で、人中短縮効果や横顔のEライン形成効果を期待できます。
一方の貴族手術では、鼻翼基部に軟骨もしくはシリコンプロテーゼを挿入することで鼻翼基部の凹みをなくし、ほうれい線や口の突出軽減効果を期待できる手術です。

このように、猫手術と貴族手術とでは目的が異なりますので、まずはこれらの違いをよく理解した上で検討を進めることをおすすめします。

猫手術と貴族手術の併用は可能?

猫手術も貴族手術も、それぞれに単独で行われることはほぼなく、これらの手術を同時に行ったり、複数の手術や施術を組み合わせて行ったりすることがほとんどです。
たとえば、猫手術で鼻柱基部の凹みを無くすことで理想的な鼻唇角を形成できたとしても、鼻翼基部に凹みがあると口の突出が改善されない、ほうれい線が目立つといった問題点が残ることがあります。
そして、このようなことを防ぐ手段としておすすめできるのが、猫手術と貴族手術の併用なのです。
もちろん、いずれか一方の手術で対応できる場合もありますが、その際には別の手術や施術との併用になる可能性が高いですので、この点については頭に入れておく必要があります。

猫手術や貴族手術との併用が可能な鼻整形はある?

猫手術と貴族手術は、双方を併用することでより理想的な鼻を目指すことができます。
では、猫手術や貴族手術と併用できる手術や施術はほかにあるのでしょうか。
それでは、猫手術や貴族手術との併用が可能な3種類の鼻整形についてご紹介しましょう。

ヒアルロン酸注入

鼻筋の段差が気になる、鼻筋をシュッと高く整えたいなどの時には、猫手術や貴族手術とともに、ヒアルロン酸注入で対応する場合があります。
また、ヒアルロン酸には硬いタイプと柔らかいタイプがあり、使用部位によってこれらが使い分けられますが、鼻筋を形成するヒアルロン酸には硬いタイプが用いられます。
そのため、しっかりとした鼻筋を形成できるのです。
ただし、ヒアルロン酸には半永久的な効果を期待できませんので、この方法は定期的に施術を受けられる方におすすめできるでしょう。

▶▶ヒアルロン酸

鼻プロテーゼ挿入

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

鼻筋用に加工したシリコンプロテーゼを鼻筋に挿入し、シュッと高く細い鼻筋を実現できる方法です。
鼻プロテーゼには、鼻筋全体の高さをカバーできるだけでなく高さを調節でき、しかも即効性を期待できるという魅力的なメリットがあります。
ただし、やりすぎてしまうと不自然な仕上がりになることがありますので、高さについては医師とよく相談した上で決定することが大切です。
また、鼻プロテーゼは挿入位置を間違えると、仕上がり後に動いたり、鼻筋が曲がったりすることがありますので、この方法を併用するなら、高い技術力を持った医師を選んで受けるよう注意する必要があります。

▶▶鼻プロテーゼ

人中短縮術

考えられるリスク・副作用
腫れ・内出血・術後の痛み・発熱等を生じる事があります。
なるべく、リスクや副作用が出ないように配慮して手術を行っています

もともとの骨格や年齢による表情筋の下降などで人中が長い方の場合では、人中短縮術を併用して、鼻と口元のバランスを整えることがあります。
人中短縮術には複数の方法があり、上唇のすぐ上側の皮膚を切除する方法や、鼻下の皮膚を切除する方法などがありますので、この点についてはカウンセリング時に確認しておくと良いでしょう。
人中短縮術で、猫手術では形成が難しかったCカールの形成も可能で、1回の手術ではっきりとした効果を実感できるというメリットがあります。

なお、複数の手術や施術を併用することでダウンタイム期間中には腫れや内出血などの症状が出やすくなりますが、ダウンタイム期間自体が長引くようなことはありません。
ダウンタイム期間中に出やすい症状や、症状を軽減させる方法についてはカウンセリング時に確認できますので、心配な方は医師に直接相談してみることをおすすめします。

▶▶人中短縮術

猫手術と貴族手術がおすすめできるのはこんな方

猫手術と貴族手術は似ているようですが、それぞれに行う目的が異なりますので、それを踏まえた上で検討を進めてみてください。
それでは、猫手手術や貴族手術がおすすめの方についてご紹介しましょう。

猫手術がおすすめの方

猫手術がおすすめなのは、「団子鼻やブタ鼻を改善したい方」「人中の長さを改善したい方」「横顔のシルエットを整えたい方」です。
また、鼻柱基部が陥没していることで鼻筋が短く見える方にもおすすめできるでしょう。
なお、猫手術では人中に理想的なCカールを形成できますが、もともと人中が長い方の場合では、人中短縮術との併用になる可能性があります。

貴族手術がおすすめの方

貴族手術は、鼻翼基部が陥没していることで口の突出やほうれい線が目立っている方におすすめです。
ただし、もともと鼻筋が低い方の場合では、鼻翼基部に軟骨やシリコンプロテーゼを挿入することで、鼻の低さが強調されてしまうことがあります。
この場合では、ヒアルロン酸注入や鼻プロテーゼの挿入での対応となる可能性がありますので、詳細についてはカウンセリングで確認してみると良いでしょう。

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猫手術や貴族手術を受けるならeクリニックがおすすめです

金沢院の外観

猫手術や貴族手術の取り扱いがあるクリニックは多いため、クリニック選びの段階で迷うことがあるかもしれません。
そのようなときには、eクリニックも視野に入れて、クリニック選びを行ってみてください。
eクリニックには、鼻整形を得意とする医師が大勢在籍しており、猫手術についても定評がありますので、不安なく手術や施術をお受けいただけます。
気になる方は、まずはカウンセリングを受けてみてくださいね。

eクリニックは金沢本院をはじめ、全国展開しています。ご予約はお近くのeクリニックまで。

このコラムに関連する施術&料金

▶▶鼻唇角形成術(猫手術)

▶▶貴族手術

▶▶ヒアルロン酸

▶▶鼻プロテーゼ

▶▶人中短縮術



このページの監修医師

医師

円戸 望

経歴

・富山大学医学部医学科卒
・高岡市民病院(形成外科・麻酔科・皮膚科)
・Fort Wayne Parkview 病院
・厚生連高岡病院
・金沢医科大学付属病院
・湘南美容クリニック新宿本院
・湘南美容クリニック新宿南口院
・湘南美容クリニック新潟院 院長就任
・湘南美容クリニック金沢院 院長就任
・2020年eクリニック金沢院開院
・大手美容クリニック修正手術技術指導医
・2021年eスキンクリニック開院
・2022年富山院開院
・2023年まぶたのクリニック開院(保険診療)
・2023年大阪院、東京院、名古屋院、岡山院、
     福岡院、那覇院、横浜みなとみらい院開院

美容外科医師の飯田秀夫

(eクリニック統括技術指導医)

飯田 秀夫

経歴

・1992年 東京医科歯科大学医学部卒業
 以降、同大学医学部付属病院、
 国立がんセンターなどで頭頸部外科、
 形成外科、美容外科を研鑽
・2007年 東京医科歯科大学臨床教授
・2009年 リッツ美容外科東京院
・2013年 リッツ美容外科東京院院長
・2014年 湘南美容クリニック
・2018年 湘南美容クリニック統括技術指導医/
     辻堂アカデミア院院長
・2023年 eクリニック 横浜みなとみらい院

プロフィール

のべ300名以上の美容外科医の技術指導を行う。著書の「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の教科書となっている。

資格

日本形成外科学会専門医
医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

日本美容外科学会(JSAPS)
国際美容外科学会(ISAPS)

医師

山崎 俊

経歴

2004年 金沢大学医学部 卒業
2004年 慶應義塾大学 形成外科 助手
2004年 琉球大学医学部形成外科 医局長
2004年 東邦大学医療センター形成外科 医局長

資格

日本形成外科学会外科専門医
再建・マイクロサージャリー分野指導医

所属学会

日本形成外科学会

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